2021/04/05
一隅を照らす運動とは、伝教大師最澄様が唱えた 「一隅を照らす」の精神を現代に生かすべく、信仰と実践を通じ、平和で明るい世の中を共に築いていこうという社会啓発運動です。これまで東京教区では、この運動の推進の為に「一隅を照らす運動東京大会」の開催や「歳末たすけあい托鉢」「写経」「写仏」等を檀信徒の皆様と共に行って参りました。
昨年来のコロナ禍において、私たちを取り巻く環境は激変し、一隅運動においても、浅草公会堂での大会の中止等々、これまで通りの運動を行う事が困難となりました。この状況はいつまで続くのかは、未だに不明です。
しかしながら、「一隅を照らす」精神を、どうにか皆様と実践することは出来ないかと考え、この度の 「令和3年 一隅を照らす運動」の実施を致すこととなりました。その一つが「お写経のススメ ー行一句写経」です。「人が集まれない」「接触を減らす」と言う制限の中でも、 「一行一旬写経」は可能です。天台の教えには素晴らしい言葉が沢山あり、その一節を書写し解説をお読みになるだけでも、一隅の精神に触れて頂けることでしょう。皆様自らが、一隅を照らすというお気持ちで書写してくだされば幸いです。
今後、「写経の作法」等の動画配信も行って参ります。是非、ご視聴頂きたくご案内致します。
尚、当運動にて納め頂きました一行一句写経、般若心経写経、写仏は謹んで上野寛永寺様にご奉納させて頂きます。
【詳細はこちらから】
http://www.tendaitokyo.jp/ichigu/