寺院紹介

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寳光山影現寺 華藏院(華蔵院|通称:善光寺東京別院)


所在地 〒111-0041 東京都台東区元浅草1丁目17番2号
T E L 03-3844-3648
交 通 地下鉄銀座線/稲荷町駅 徒歩5分
開 創 慶長16年 (西暦1611年)
本 尊 阿弥陀如来

華蔵院は下町浅草の永住町という所にあります。現在は町名変更により元浅草と改称されましたがその前は七軒町にありました。七軒町は華蔵院門前七軒町と呼ばれ、寺の前に町家七軒があったので、この名ができたといわれています。関東大震災後の昭和2年の区画整理で移転され、現在は、白鴎高校正門前に位置しています。
寺の歴史は古く、慶長16年、権大僧都傳長法印の中興開基と伝えられています。江戸時代の民間信仰の霊場として広く知られていました。後に東叡山寛永寺の塔頭(末寺)に編入され、寛永寺住職の隠居寺となったようです。明治維新の際には、宮幕両軍の殉難者をまつり地蔵尊が建立されました。
明治35年に長野の善光寺より一光三尊如来を勧請して本尊とし、善光寺の出張所となりました。一光三尊如来とは、一つの光背の中に阿弥陀如来、観音勢至の両菩薩が納められたお姿の事をいいます。
その後、善光寺東京別院と呼ばれ、東京万人講をはじめ各種の講社ができて、長野善光寺には、1年間に何度も臨時列車を出して参拝を行い隆盛を極めました。全盛期信徒数万といわれましたが、第二次世界大戦により次第に参拝に合わない時勢となり各講社も中止となっていきました。昭和20年3月10日の東京大空襲により本堂をはじめ伽藍全てを焼失してしまいました。
戦後昭和23年に品川の毛利家より祖霊殿を譲り受け、移築をして本堂として使われています。現在は檀家寺としての活動を中心にしていますが、七年に一度の善光寺ご開帳には檀信徒と共に参詣を行っています。又、平成10年5月31日に、人々の幸せを願って、全長2m70㎝の観音像が建立されました。