所在地 | 〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5-15-1 | |
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T E L | 0424-86-5511 | |
U R L | http://www.jindaiji.or.jp | |
交 通 | 京王線/調布駅、つつじケ丘駅 バス/深大寺行 |
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開 創 | 天平5年 (西暦733年) | |
本 尊 | 阿弥陀如来 |
深大寺への参道からの遠望は、波のような段形の丘陵で、平地の田と丘の雑木林の奥にうっ蒼たる松杉の巨木の森があり、その中に深大寺の諸堂宇がありました。
寺域は清水にめぐまれて、その清洌な水はつきない流れとなって下流の田をうるおしてきました。古代の水を求めて集まった人々のこの泉への感謝の心は、素朴な水神信仰を生み、やがて仏教の伝来とともにこの霊地に注目して寺が建立され、水の神、深沙大王を祀ったと伝えています。深大寺の名は即ちこの深沙大王という鬼神に由来しています。
開創の縁起には、深沙大王の奇蹟が説かれ、開基満功上人は父の宿願を果すため出家し、南都に法相宗を学び帰郷後、一寺を建て深沙大王を祀りました。ときに奈良朝天平5年と記されています。
ついで淳仁天皇は、当山に浮岳山深大寺の勅額を下し、鎮護国家の道場となったと伝えています。
平安時代、清和天皇の貞観年中、ときの武蔵国司蔵宗の乱がおこり、この降伏を祈念するため勅命をうけた比叡山の高僧、恵亮和尚が東国に下り、特に当山を道場に定めて逆賊降伏の修法を行ないました。平定の功により清和天皇は近隣七ケ村を当山に寄せられ、深大寺を恵亮和尚に賜りました。以来当山は天台の法流をくみ、源家の尊崇を集め、天台密教の一流である仏頂流を伝承し、東国第一の密教道場となり、そのいきおいは大いにふるいました。一方深大寺には比叡山中興の祖、元三慈恵大師の自刻像が、正暦2年(991)に大師の高弟、慈忍和尚、恵心僧都両師の意を受けた寛印法師によりご遷座されました。第十八代天台座主良源大僧正は、末世の人々を救いたいと、叡山解脱谷において能救世間苦の大願を起され、自らの像を刻まれました。この内の一体を代々の勅願所、深大寺に大師自刻像を奉安することにより、東国の化益平定に大いに資することになりました。大師像がはるか叡岳より、武蔵深大寺に慈光をたれてより、当山は本格的に民衆の幅広い信仰を集めていくことになり、近世はまさに元三大師がこの寺の信仰の中心となりました。大師像は度重なる災厄にも不思議と難をのがれ、厄除の大師として近郷の人々の篤い信仰を集めました。江戸時代、明和2年、文化13年には両国の回向院で出開帳も行なわれました。
しかし当山の歴史は苦難の時代も多く、鎌倉時代には兵火のために一時は衰亡、北条氏が政権をとるようになって、その家臣の世田谷を領する吉良一族の信依をえて、再興されましたが、小田原北条氏が滅びたさいに吉良家も没落し、当山も危機にいたりました。幸い徳川家康の「守護不入寺領安堵」の判状をうけ、難を脱することが出来ました。また徳川期には正保3年、慶応元年と二度の災厄により、主な伽藍も経典、仏像、文書などを焼失してしまいました。慶応の火災後には幕末の困難な時にもかかわらず、慶応3年に元三大師堂が再建されました。近郷信徒の元三大師信仰の篤さを物語る証しです。
尚、本堂は大正時代になり再建の運びとなりましたが、大正11年秋、摂政宮(昭和天皇)の行啓を仰ぎ、復興なった当山をご参観されました。以来奉安の白鳳釈迦如来像は、東国に類のない古仏として一段と有名になり、また日本赤十字社の林間学校が当山で開設されたりして、東都に深大寺の名が一層知れる様になりました。
深大寺では昔から蕎麦をつくり、徳川時代には深大寺そばとして、将軍家や東叡山にも献上され、また蜀山人などが大いに喧伝して、多くの人々にしたしまれてきました。いま門前にはそば店が軒を連らね来山者を迎えています。
当山は隣接の都立神代植物公園や付近の雑木林・野川の自然など武蔵野の面影を残した所として、都人好個の散策地をなし、また文人墨客の足跡を訪ねる人々など、普段でも多くの来詣者があります。
四季折々の風光につつまれ、倚座の白鳳仏は古刹深大寺の歴史の中に誘い、幽邃な自然は愈々深いやすらぎを与えています。
金銅釈迦如来倚竒像 |
○国指定重要文化財 金銅釈迦如来倚竒像
奈良時代白鳳期(1300年前)の作で東国随一の古仏として有名。釈迦堂に奉安されています。
○国指定重要文化財 梵鐘
南北朝時代永和2年(1376)作で東京随一の古鐘です。
○高浜虚子・中西悟堂の像
中村草田男・石田波郷・皆吉爽雨等 句碑8
清水比庵等 歌碑4
北原白秋 はてしらぬ仏の笑まひ面あかる 灯映にしてみる掌の欠けたる
中西悟堂 ここにして嘗てわが名を改めし み寺とおもふ白鳳仏の寺
金原省吾 みほとけの眼のかたち思いつつ 心は親し慨くに似たり
林 光雄 この寺に遊ぶしばしを清やかに あらしめんとや梅さき澄める
深沙大王堂 | 江戸名所図絵 |
1月1日~7日 | 修正会大護摩供 |
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2月3日 | 節分会鬼やらい豆まき式 |
3月3日・4日 | 元三大師大祭 だまる市 |
3月18日~24日 | 春彼岸会(一般参加可) |
4月8日 | 灌仏会花まつり |
5月上旬 | ナンジャモンジャ防災コンサート |
5月下旬 | 薪能 |
6月4日 | 山家会 |
7月盆前の日曜日 | 盂蘭盆供大施餓鬼会 |
7月30日 | 同上 |
7月下旬 | 鬼燈まつり |
9月20日~26日 | 秋彼岸会(一般参加可) |
10月10日 | 動物供養万霊塔大祭 |
10月中旬 | 深沙大王祭大般若転読会・そば守観音祭 |
10月~11月頃 | 十三夜の会 |
11月24日 | 霜月会 |
12月31日 | 除夜式 除夜の鐘 |
毎月3日 | 元三大師護摩・御影供 |
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8日 | 釈尊供・法華経読誦会 |
13日 | 諸天供 |
15日 | 開山忌法会 |
17日 | 深沙大王供 |
18日 | 延命観音供 |
24日 | 地蔵供 |
28日 | 不動供 |
○読誦会(一般参加可)
午前10時
○護摩供
平日:午前11時、午後2時
土日祝:午前11時、午後1時、午後2時
○御詠歌講(一般参加可)