所在地 | 〒144-0034 東京都大田区西糀谷1丁目12番1号 | |
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T E L | 03-3731-7973 | |
交 通 | 京浜急行線/京急蒲田駅 徒歩5分 | |
開 創 | 貞観年間 (西暦859~877年) | |
本 尊 | 阿弥陀如来 |
安泰寺は、貞観年間(859~877)慈覚大師草庵として下高輪に開創されたと伝えられています。文明15年(1483)新田家の支流である酒醸業田中但馬安泰が、私財をもって当寺を開基し、元木不動を本尊としました。本尊は慈覚大師が当山にて1万座の護摩行、1木を以って3体の不動尊を彫刻したとされ、元木を当寺に残し、中木は瀧泉寺、末木は真福寺に安置されたと伝えられています。
当時は、
本堂梁間6間、桁行5間
元木不動尊、長2尺8寸
阿弥陀如来立像、長3尺
鐘楼堂、釣鐘差し渡し2尺
護摩堂2間半の3間
と言われています。
中興開山は 泰祐法印 享禄年中寂
開基 田中但馬 法号高輪院田中安泰居士
永正16卯年2月朔日卒
と記録されております。
その後明治38年11月に諸事情により、現在地に移転をしましたが、昭和20年4月15日の東京空襲により、全山一切焼失してしまいました。戦前までは、元木不動五福尊天信仰でにぎわったとのことですが残念なことに、その御すがたを拝することもできず跡絶えてしまいました。
当寺には、江戸時代平賀源内が師と仰ぐ講釈師の元祖といわれる深井志道軒と画家大西椿年の墓があります。
○東海三十三観音霊場32番札所
○大施餓鬼会、毎年7月1日